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TRUMPの$100,000のロングポジションの場合、OKXでは受取 funding として1日あたり$124.50が発生するのに対し、Bitgetの同規模ポジションでは1日あたり$36.30にとどまり、24時間で$88.20の純キャリー差が生じる。
Perpetual(無期限先物)契約は、定期的な funding の支払いを介して契約価格が現物インデックスに連動する仕組みになっている。契約価格が現物に対してプレミアム(割高)で取引されている場合、ロングポジションがショートポジションに支払う。逆にディスカウント(割安)で取引されている場合、ショートポジションがロングポジションに支払う。標準的な決済は8時間ごとに行われ、1日あたり3回の funding イベントが発生する。取引所ごとにオーダーブックの板の厚みや買主・売主の需給バランスが異なるため、funding rate に乖離が生じる。
以下の表は、主要銘柄における現在の8時間 funding rate、最高レートと最低レートのスプレッド、ロングポジションの保有コストが最も安い取引所、および24時間取引高を示している。
| 資産 | MEXC 8h Rate | OKX 8h Rate | Bitget 8h Rate | 8h スプレッド | 最安ロング取引所 | 24h 取引高 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ETH | +0.0002% | +0.0025% | +0.0100% | 0.0098% | MEXC | $8,466,182,711 |
| BTC | +0.0100% | +0.0082% | +0.0100% | 0.0018% | OKX | $5,638,720,454 |
| SOL | -0.0044% | -0.0087% | +0.0044% | 0.0131% | OKX | $1,488,087,200 |
| ZEC | -0.0007% | +0.0041% | +0.0100% | 0.0107% | MEXC | $756,936,648 |
| XRP | +0.0012% | +0.0012% | +0.0077% | 0.0065% | OKX | $493,691,819 |
| TRUMP | N/A | -0.0415% | -0.0121% | 0.0294% | OKX | $411,349,540 |
複数回の funding タイムスタンプを跨いでポジションを保有すると、理論上のレートは口座残高の直接的な調整として反映される。想定元本$100,000のポジションにおいて、0.0100%の8時間 funding インターバル1回につき、正確に$10.00が差引または付与される。24時間(3回のインターバル)では、この影響が3倍になる。
ETHのロングポジションをBitgetではなくMEXCで保有した場合、ポジションサイズ$100,000あたり1日$29.40の節約となる。
OKXでSOLロングを保有すると毎日$26.10のプラスキャリーが得られるのに対し、Bitgetで同じポジションを保有すると毎日$13.20のマイナスキャリーが発生する。両取引所間の純差額は$100,000あたり日次$39.30となる。
funding rate のみで取引所を選択すると、新規建て・決済時の約定コストを見落とすことになる。取引手数料は証拠金ではなく、ポジションの総想定元本に対して課される。
対象取引所のデフォルトの公表先物手数料率:
| 取引所 | Maker手数料率 | Taker手数料率 | $100k 往復 (Maker) | $100k 往復 (Taker) |
|---|---|---|---|---|
| MEXC | 0.0000% | 0.0200% | $0.00 | $40.00 |
| Bitget | 0.0200% | 0.0300% | $40.00 | $60.00 |
| OKX | 0.0200% | 0.0500% | $40.00 | $100.00 |
| Bybit | 0.0200% | 0.0550% | $40.00 | $110.00 |
$100,000のETHポジションにおける往復 taker トレードのコストは、MEXCで$40.00、OKXで$100.00となり、$60.00の約定手数料差が生じる。
OKXにおけるETHの日次 funding コストは$7.50であり、MEXCの$0.60と比較すると、MEXCでは1日あたり$6.90の funding 節約となる。レートが一定であると仮定した場合、OKXの$60.00の手数料プレミアムをMEXCの日次 funding 節約額$6.90で割ると、ロングポジションを8.7日以上保有することで、初期の割高な taker 手数料が相殺される計算になる。
funding の支払いは、利用可能な証拠金から直接引き落とされる。利用可能証拠金がゼロになると、funding の支払いはポジションに割り当てられた証拠金から直接差し引かれ、結果として funding を支払うロングポジションのロスカット価格が引き上げられ、逆に funding を受け取るロングポジションのロスカット価格は引き下げられる。
例として、当初証拠金$5,000を使用し、20倍レバレッジで建てた$100,000のETHロングを考える。20倍レバレッジでは、価格が4.50%逆行するとロスカットが発動する。
このポジションをBitgetで保有し、レートが8時間あたり+0.0100%である場合、funding 費用により$5,000の証拠金プールから毎日$30.00が引き落とされる。30日間での累積 funding 費用は計$900.00に達し、残りの有効証拠金は$5,000から$4,100へと減少する。市場価格に変動がなくても、ロスカットが発動するまでに必要な価格下落幅は4.50%から3.69%へ縮小することになる。